来年から何が変わる?
シンガポール雇用関連法・就業規則
今年も残すところ僅かで2017年を迎える。
同時に、シンガポールで働く我々に関連する雇用等の規制にも、新しい基準が採用されたりする。
来年から何が変わるのか、どの層に適用されるのか?
今回はそんなサマリ記事を紹介して、今年最後のSDSニュースレターとして締めくくりたい。
1. 1月1日より外国人就労ビザEP基準給与額が$3,300から$3,600に引き上げ
シンガポール政府は、これを、外国人人材の質を保持する目的と、右肩上がりの現地給与水準に合わせるための政策、と説明。
(参考:SDSニュースレター8月号「EP就労ビザ取得基準月給額、さらに引き上げ」
http://sds-singapore.com/eletter/sds-2016-08-14jp.php)
2. シンガポール人男性、育児休暇が2週間に
現行の1週間からさらにもう1週間追加される。新生児の母親と婚姻関係にあることと、新生児がシンガポール人であることが条件。
3. シンガポール人未婚マザーの産休期間が既婚マザーと同じ四ヶ月に(2017年初旬)
現行の、給与が支払われる産休期間が二ヶ月から四ヶ月に。
4. 父母間で育児休暇のシェアが可能に(2017年7月)
四ヶ月産休が認められた妻の休暇のうち、一ヶ月までを夫が代行して育児休暇として申請できるようになる。(現行では1週間までシェアが可能)
5. ゼロ歳児養子縁組休暇に関する変更(2017年7月)
6. 62歳退職時の再雇用契約提案オファーは67歳まで延長(2017年7月)
現在の65歳までから、さらに2年追加。退職時の健康状態やパフォーマンスが良好であること、55歳までに3年以上勤務歴があること、シンガポール人もしくはシンガポール永住権保持者であることが前提。
詳しいオリジナル記事はこちらで
http://www.personneltoday.com/hr/singapore-employment-law-what-changes-are-coming-up-in-2017/
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