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SDS シンガポールで就職

12 Mar 2010
Vol.9(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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タフネス(強さ)発揮か、IT通信業界2010年

SDS

昨年シンガポールで雇用件数増を見せた唯一の業界。今年の動向は?

今回はVol.6(1月28日発行)でも取り上げた『2010年1月~3月ハドソンレポート:シンガポールにおける雇用と賃金』調査結果から、IT・通信業界にフォーカスしてその後のアップデート情報を伝えたいと思う。

リーマンショック以降、シンガポールでも全体の雇用減少が懸念された2009年だったが、08年と09年を比較して実際の雇用件数が増加したのは、唯一IT・通信業界のみであった。具体的には、130,000件(2008)から140,800件(2009)へと1.3%の上昇。
また、本レポートの雇用計画についても、2010年第1四半期に雇用増戦略を打ち出している企業は60%。2009年第4四半期との比較ベースで36%の上昇率、と産業界のなかで最も急激な伸びを示していた。

2010年の業績予測については、調査対象IT・通信企業の12%が『非常に良い』、63%が『良好』と回答。2009年の同様の調査結果が『非常に良い:3%、良好:40%』であったからして、IT・通信ビジネス企業に一貫して業績改善に大きな自信が見られる。また、IT・通信企業のうち48%が10%の給与引き上げ、8%がなんと20%の引き上げをもを検討していることも判明。全産業の中で、IT・通信業界は強く確信的成長が見込まれている。

今月6日の地元新聞「ストレーツ・タイムズ」紙によれば、世界のIT・通信企業の本年度予算は3.3%上昇し、金額ベースで3.3兆USドルの増加。また、シンガポール国内については、シンガポールのIT・通信企業の約70%が国内外へのビジネス拡張戦略を計っている、とのことだ。シンガポールInfocomm Development Authority最新の調査結果でも、今年はソフト開発・デジタルメディア・アニメ製作・R&Dの分野で雇用増が目立ってくるだろうと総括し、国内IT産業はさらに活発になることが期待されそうだ。

シンガポール情報通信芸術省(Information, Communications and the Arts)のLui Tuck Yew氏は、『シンガポール政府は引き続き、ビジネス環境に最新情報・通信技術を先駆的に展開する』と表明。
彼は、3月5日に開催された国内IT業界表彰式にて、シンガポール国内で2年かけて取り組んできた"Wikinvest*" と "mig33*"の技術展開の成功について『2008年が76%であったのに対し、現在シンガポールは全世帯の81%がインターネットアクセスを保有している。シンガポールは世界のIT国家としてIT専門家の才能の宝庫となるべく、今後もビジネス・経営における技術拡張をはかってゆく』と述べ、国民を啓蒙する。
(*Wikinvest:世界で最大の投資wiki / *mig33:200カ国2500万以上の利用者を誇るモバイル・コミュニティー・プラットフォーム)

2009年の実績、最新の調査による業績予測、そしてワールドクラスのインフラ整備の提供を約束する強力な政府の支援。2010年のIT・通信業界はさらに輝き、タフネス(強さ)を発揮することが確実のようだ。

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SDS照沼からのひとこと

SDS Terunuma

もうすぐ第二フェーズが終了し、4 月から新たに11の駅がオープン予定の MRT環状ライン。この写真の路線図は残り約1か月限定で貴重です!
どんどんできる新しいMRTの路線や駅からも、国の発展を垣間見れるような気がします。

MRT
MRT案内の看板

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