契約社員ポジションの新卒増加
シンガポール雇用トレンド
「シンガポール国立大学4年のHalidaさん(24歳)は焦った。昨年12月に応募した2件の履歴書について、企業から何の応答もなかったのだ。その後合計30企業に履歴書を送り、この4月にようやく4社からコンタクトが入る。しかし手にしたのは1年間の契約社員だった・・・」
「同大学生活科学科を卒業したSankarさん(24歳)はまだラッキーなケースだった。たまたま友人の口利きで非公開のポジションに応募。2月に履歴書を送付し、3月には内定した。しかし手にしたのは、同様に、1年間の契約社員だった・・・」
このような、期限付き契約社員採用スタイルが、増加傾向にある・・・
上は、CNA(Channel News Asia)ウェブサイト掲載記事から。
SBFシンガポール事業連盟によれば、これは米中関係の緊張の高まりと、英国の欧州離脱に関する一連の出来事が引き起こしている、先行き不透明感によるものだと言う。
先月の労働省(MOM)の最新統計データによれば、今年Q1の求人件数は昨年Q4より5,000 件減少して57,100件だった。
業務拡張によるものでなくて、代替的、補完的な契約社員の求人が目立つ。そこに新卒があてがわれてしまうのが最近の傾向。
記事の最後で、SBF議長のTeo氏は、新卒へのアドバイスとして「シンガポールだけでなくアセアン全体に目を向け、タフなポジションも視野に入れて就職活動するよう」とコメントしている。
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/headwinds-grow-fresh-grads-adjust-job-starting-salaries-gigs-11633968
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