配偶者ビザ就労許可がシンガポール人の就業機会を奪っている?
ローカル失業率3%、PRを含めると2.8%
今月末のストレーツタイムズ紙の読者投稿欄にこんな声が寄せられていた。
「MOMの最新の発表で、シンガポール人失業率は3%とあるが、PRを含むと2.8%と下がる。
これはつまり、PR人口の就業率がかなり高いことを意味するのでは?シンガポール国民の就業機会は、いまだに脅かされているのでは?」
たたみかけるように、
2年前から導入された、国民のスキルアップのための生涯学習「スキルフューチャー」支援は、功を奏しているのか。
ここ数年、各所で開催されているジョブフェアは、一体実を結んでいないのか。
MOM統計では、昨年12月時点でのEP/Sパス保持者は、37万2100人とされているが、それ以外の就業ビザ保持者数は、3万700人。
この「EP/Sパス以外の就業パス」保持者数が、2012年12月よりも9,300人増加している、と投稿者は指摘する。
ここで彼が指しているのは、EP保持者の配偶者に付与される、通常LOCと呼ばれる就労許可(Letter of Consent)特典だ。
(EP保持者の配偶者が申請できるLOCの情報はこちらで:http://www.sds- singapore.com/steps/visa.php)
配偶者ビザに付与されるLOC保持者による就労が、シンガポール人の就業機会を奪っているのではないか、と疑問を提示した。
これを受けて、シンガポール・オンライン・メディアのThe Online Citizen.comでは、
「現在失業中と称するGrab Carを運転するシンガポール人PMETsが、
37万2100人の外国人PMETsの仕事を請け負うことができるだろうか」と疑問への疑問を投げ かけている。
詳しくはこちらで
https://www.straitstimes.com/forum/letters-in-print/are-schemes-enough-to-help-sporeans-with-employment
https://www.theonlinecitizen.com/2018/06/27/cant-unemployed-or-underemployed-sporeans-take-up-jobs-done-by-any-of-372100-foreign-pmets-here/
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