シンガポール、整理解雇ようやく減少の兆し
しかし昨年の失業率は3.3%でアップ︎
「シンガポールで6年間に渡り毎年続いた整理解雇数は、ようやく減少に転じ、
雇用市場は回復の兆しを見せはじめている」
今月末、MOM労働省が発表した。
2016年の解雇数が19,170件であったのに対し、2017年は14,340件と減少。
ただし、2016年の年間平均失業率が3.1%であったのに対し、2017年は3.3%と増加 している。
四半期ベースでは、昨年12月にかけての失業率は3%で、前年同期(3.5%)比較では0.5ポイント減少。
現地ストレーツタイムズ紙記事では、
「この四半期で、失業率と整理解雇数に改善が見られたものの、まだ課題は残されている。
ポジションに必要なスキルのミスマッチという悲劇が、より頻繁に現場で起きるようになっているからだ。
」
昨年の、シンガポール市民、PR保持者び就業率は、一昨年の2倍の伸びを見せていて、
特にコミュニティ・ソーシャル・パーソナルサービスセクタ、保険・金融セクタ、運輸・ロジスティックセクタで雇用に勢いが見られる。
外国人就業者数は、昨年一年で32,000人減少。特に建設、海洋セクタで甚だしい。
就業ビザ保持者の減少がそのまま影響を与えた形だ。
参照記事:
http://www.straitstimes.com/singapore/manpower/recovery-in-labour-market-last-year-sees-fewer-layoffs-lower-unemployment-towards
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