配偶者・子供向け扶養ビザ発給のためのEP給与条件さらにアップ
2018年リニューアル対象のEP就労ビザ所持者に広がる不安
「夫婦の月給を合算して6,000ドルではだめなのか」
「今年は子供が生まれる予定、現在の給与5,000ドルでは子供のDP(ディペンダントパス)がとれない、どうしたら良いのか」
月給5,000シンガポールドル台のEP(エンプロイメント・ビザ)保持者のひっ迫懸念が、オンラインフォームで広がっている。
今年1月より、配偶者・子供向けDPを取得するための、EP保持者月給額が5,000ドルから6,000ドルに引き上げられたためだ。
外国人駐在員向けオンライン掲示板では、扶養パス発給基準を満たすためこの苦境をどう乗り越えるか、
知恵を絞った意見コメントが続く。
「EPからSパスに変更してはどうか」(Sパスであっても、DP発給の為には固定給が6,000ドル以上必要)
「会社に給与を引き上げてもらうよう交渉してみては」
「会社の人件費があがるということは、クライアントに請求するプロジェクト費もその分だけ嵩むことを意味する。このようなスパイラルが続く状態で、どう企業競争力を高めたら良いというのか」
「シンガポール政府は、月給6,000ドル以上に見合う外国人人材を欲しがっているということ。つまりそれだけ必要とされるスキルや資格を持たねばならないのだ」
外国人就労者とその家族向けのビザ発給の基準は、2010年頃から年々厳格化し、いまだその傾向は衰えを知らない。
「プランBを練るべきだ」
続くスレッドの文末ではこのように締めくくられているケースが目につく。
日々変化する外的要因からもチャンスを探し、策をこらす姿勢が、今、まさに必要とされている。
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