10月時点で300企業、MOM警戒リスト
公平雇用状況アップデート
シンガポール人雇用促進のための、MOM(労働省)による努力値をアップデートして欲しい、との国会の質疑を受け、
リム・スイーセイ人材開発相は、今月初め、次のように書面回答した。
 
質疑のポイントは、 
①監視リスト対象企業数(シンガポール人の公平雇用に非協力的な会社)  
②トリプルウィーク企業数(乏しいローカル雇用、ローカル採用計画も無く、シンガポール貢献度が低い)を適正化する取り組み 
③ローカル雇用促進に反抗的な企業への制裁
 
これに対するリム・スイーセイ人材開発相の回答:
 
「ブラックリストに挙げられてしまった警戒企業数は、現在300社(2017年10月)。(3月時点では250社だった)
 
就労ビザ(EP)の申請がある都度、MOMでは公平な雇用であるかどうかを精査している。シンガポール人を優先して採用する仕組みFair Consideration Framework(FCF)に反していれば、対象企業のその後のEP取得の締め付けを強化している。
 
監視対象企業については、人事部門に対し改善のための徹底指導を実施している。これまでに、60社以上は、この指導により驚異的な成果を上げて、すでにリストから除外されている。
 
一方、25社は未だに「非協力的」で改善ゼロ企業とみなされている状態。
 
MOMが、これまでに約1,700件のEPを却下した事実から、少なくとも1,700人のシンガポール人が、PMETs(専門職者・管理職・エグゼクティブ・技術者)ポジ ションの就業機会を得られたと考えても良いだろう」
 
オリジナルの回答はMOMサイトで。
 
http://www.mom.gov.sg/newsroom/parliament-questions-and-replies/2017/1002-written-answer-by-mr-lim-swee-say-minister-for-manpower-to-parliamentary-question-on-efforts-to-strengthen-the-singaporean-core
 
 
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