シンガポール新卒の就職活動期間は?
そして一年以内の離職率は?
それは長すぎるのか、適当なのか。
シンガポール新卒の半数以上が、卒業してから就業開始までに3ヶ月かかっていることが、
グローバル求人メディアmonster.comの最新調査により明らかになった。
さらに突き詰めると、就業した新卒の最初の一年での離職率は30%。
興味深いのは、その7割近くが「自分が伸びない」と入社後のキャリア環境に失望していること。
離職者の4割は「もっと収入が良いポジションに移りたい」と報酬に対する不服を表明し、
3割は「キャリアの変更」を希望していて、仕事のミスマッチ背景が伺える。
一方で、当地の企業の採用担当者にもアンケートを実施し、
採用直結の履歴書のポイントをあげてもらうと、大多数が
「書類選考の通過は、履歴書を見て最初の3分で決まる」という。
<最初の3分で決まる三つのポイント>
・それまで勉強したことや経験が、応募ポジションに関連していること。(可否に一番影響)
・学歴と保有資格(二番目の決め手)
・簡潔で読みやすいこと(三番目の決め手)
<採用担当者が評価しないポイント>
・(驚くべきことに)文法間違いやスペルミスはあまり気にしていない。
・自身のウェブサイトのURL(自分の作品ポートフォリオを公開している)は書類選考を左右しない。
・(嘆かわしくも)ボランティア経験はあまり評価に値しない。
これら調査を実施したMonster.com社の、アジア域内担当統括部長のSanjay Modi氏は、
「若い人材は、昇進や給与が魅力的でない場合は、即決で転職に走る傾向が強い。
新卒を採用した場合は、大きな影響力を持つリーダーをそばに置くなどして、
彼らの心を掌握するためのサポートがより必要となる」と、能力のある新入社員を魅了する環境を特に心がけるよう、とコメントしている。
詳しいレポートはこちらで。
http://www.tnp.sg/news/singapore/30-fresh-grads-quit-their-first-job-within-year
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