シンガポール人の海外志向
ローカル人材マネジメントのヒント
Randstad社による最新調査「海外での就業意識レポート」。
これによれば、10人中6人のシンガポール人が、海外に移住しての就業を希望している、という。
マレーシア、香港の結果も同様の結果で、グローバル標準の10人中5人よりも高い傾向だ。
性別では、男性のほうが女性よりも、年齢では、18〜34歳までのミレニアル世代を含む若年層のほうが、海外就業の意欲がより高い。
世界34カ国で実施された本調査、海外就業志向が一番低かったのはデンマークで34%、一番高いのはメキシコで83%。
「企業は、スキルの高い人材の流出を防止するための注意を怠ってはならない。彼らはいつでも海外勤務のチャンスに挑戦しようとしている」と、Randstat社シンガポール、香港、マレーシア域内統括部長のMichael Smith氏。
競合先であろうが、異国であろうが、よりベターなオファーに喰らい付いてキャリアチャンスを掴むのが、グローバル志向の強い人たち。会社忠誠心というものは期待できないだろう。
海外勤務希望者が潜在的に多いシンガポールでは、自社で育てた人材を手放すことのないよう、戦略的に人材マネジメントに取り組む必要がありそうだ。
詳しくはこちらのオリジナルサイトで
http://www.humanresourcesonline.net/employers-in-hong-kong-singapore-and-malaysia-at-risk-of-losing-talent/
https://www.randstad.com.hk/workforce360/articles/brain-drain-more-prevalent-in-singapore-hong-kong-and-malaysia
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