2017年シンガポール、外資導入で2万件の雇用創出
今後数年、雇用情勢は明るい見通し:MOM
今月に入り、2017年政府予算発表に先駆け、国内雇用に関するポジティブなニュースが紙面を賑わしている。
最新のシンガポール経済開発庁(EDB)の発表によれば、
シンガポールおよび世界を取り巻く経済は、不確実性を増している状況にありながらも、
2017年の外資によるシンガポール国内投資額は
およそ8〜10億ドルが見込まれており、1万9000〜2万1000件の雇用機会創出が期待できるという。
ちなみに、昨年の投資額は9.4億円で、2万100件の新規の雇用が生み出された。
EDB会長Beh Swan Gin氏は「我々は、シンガポールはまだまだ海外企業を魅了する外資大国でありえ続けれると信じている」
「特に、高度な製造業、HUBサービスやデジタル化においてまだまだ経済成長が期待出来る」と述べ、
シンガポール人は、より高いレベルの技術を獲得できる仕事を得られるだろうと、明るい見通しを示した。
人材開発省(MOM)も、年次公表で、PMETs(専門職者・管理職・エグゼクティブ・技術者)向け求人ポジションに
半数に及び空きがあることを発表。特に、教育トレーニング専門職で2,100件の求人募集、管理エグゼクティブ職で1,210件、
ソフト・ウェブ・マルチメディア開発職で1,150件と求人数は多いようだ。
Non-PMETのカテゴリーでは、小売販売アシスタント職が2,720件、
セキュリティガード職が2,280件、カスタマーサービス職が1,400件の求人。
同時に、人材開発省大臣Lim Swee氏は、今後3〜5年で2万5000〜4万件の国内雇用創出を計画していると発表。
過去2年ほどに渡り、シンガポールでは労働市場ダウンサイジングと再構築の経路を辿ったが、
これらの明るいニュースに期待し、ここからは上向きに動いてくれることを願ってやまないところだ。
オリジナル記事はこちらで
The Straits Times
The New Paper
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