下降気味の報酬額、シンガポール駐在パッケージ
中間管理職クラス平均で8%ダウン(前年比)
グローバル人材コンサルティングファームのECA International社の発表によれば、
シンガポール駐在の年間報酬パッケージ額は、前年比で8%ダウンし、調査平均でS$322,774(日本円で約2,407万円)であることが明らかになった。
このパッケージには、現金での給与、税金、住宅手当、子供のインター校通学のための学費、光熱費、自家用車手当が含まれる。
調査は2015年の受取額を対象に実施されたもので、前年よりS$6,742ダウンし過去4年間で最低の金額となった、とECA International社地域統括部長のLee Quane氏。
東南アジアで、シンガポール駐在報酬額は2位。
1位の香港駐在報酬パッケージ額は、シンガポールとは逆に上昇を見せたが、これは香港ドルの通貨高によるものであるとされている。
アジア域内トップは、日本の駐在パッケージでS$443,661(日本円で約3,311万円)。
同じくアジア域内の第2位は、香港を抜き中国の駐在パッケージ額がランクインした模様。
最下位は、マレーシアでS$102,503(日本円で約765万円)となり、スリランカやパキスタンをさらに下回る格好となった。