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12 April 2016
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外国人向けシンガポール転職韓国:ポジションタイトルを呼称で割愛、企業文化を変えられるか失業率の悪化、高齢化と青年就職難 最近の記事では、韓国の労働市場の状況悪化で高失業率問題や、50歳以上の就業人口が20〜30代若年層を上回るニュースなどがレポートされている。 先週末のストレーツタイムズ紙では、「韓国企業は長時間勤務で悪名高く、しかも生産性が世界最低の国々にランクインしてしまっている」と世界有数のコンサルタント企業McKinseyの韓国社員が語っていた。 McKinsey社の調査によれば韓国企業10社中8社はトップダウン企業文化の中で組織環境が不健康な状態に陥ってしまっているらしい。 そこで、韓国企業組織内のトップダウンスタイルをなんとかして、風通しの良いクリエイティブな職場にしようという試みが見られるようになってきたようだ。 日本もそうだが、韓国では、伝統的に、社員を呼ぶときには、書面でも対面でも「ポジションタイトル+姓」というスタイルが通常だった。例えば、ディレクター○○、マネージャー○○というように。 サムスン社のバイオロジックスグループでは、先月からポジションタイトルを呼称から割愛し、タイトルの代わりに「プロ」もしくは「エキスパート」をつけて呼ぶようにと全ての社員に通達を出した。 (役員や部長クラスについては、ポジションタイトルを割愛せず据え置くという例外条件つきで) 製造業の大企業CJグループは、2千人の社員に対してポジションタイトルを用いた呼称の徹底割愛を採用した最初の企業である。 社員の勤務年数よりもパフォーマンスと有能さに重きを置きたいというのが狙いだ。 ソウル大学社会学教授Kim Soek Ho氏も「韓国では、人を職業、出身地、学歴でランク付けする傾向が非常に強い」と述べ、典型的な韓国企業の職場では、若者が自由に発言できる機会も少ない。 ポジションタイトルを呼称から割愛することは、企業内文化の再形成につながり大歓迎だ、と支持するのは韓国内の起業家ら。 伝統的なヒエラルキー型を重んじる韓国企業の組織の文化が、今後どう変化してゆくのか、どちらかといえば同じような呼称スタイルを採用する企業が多い隣国日本としても、非常に気になるところである。
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