続く大規模の人員削減ニュース
シンガポール関連企業リスト
2016年は早々から、国際経済減速の影響を受け、大規模な人員削減の痛いニュースが世界中に飛び交っている。
そして、ここシンガポール企業にもその余波は広がっている。
この1月〜3月までの、当地企業が含まれる解雇報道のサマリがオンラインで発表されていたのでここで紹介したい。
1)スタンダードチャータード銀行
弊社SDSニュースレターでも以前取り上げたが、スタンダードチャータード銀行シンガポール拠点では、昨年、大規模なリストラが敢行された。世界全体のレイオフは1万5000人に及び、現在の社員数は8万6000人。シンガポールの現在の社員数は7000人である。
スタンダードチャータード銀行スタッフは、「いつ解雇されるかわからないという不確かな現時点において、企業とより高い給与を交渉しようという段階でない」とコメントを寄せている。
2)HSBC銀行
HSBC銀行は、2016年の新規雇用凍結と給与額据え置きを発表した。このコストカット政策は、HSBC銀行シンガポール拠点に勤務する3000人の社員に影響を及ぼすことになる。
大幅なコスト削減政策は2017年末まで実施していく見通しとのこと。(HSBC銀行スポークスマン)
3)リゾートワールドセントーサ(RWS)
ストレートタイムズ紙報道によれば、リゾートワールドセントーサ(RWS)は先月初旬、社員30人の解雇に踏み切った。今回のレイオフは、超過雇用による解雇と発表されている。現在のRWS雇用社員数は約1万2000人。
4)楽天(Rakuten)
Rakutenシンガポールeコマースサイトのクローズにより、旧正月間近にして当地スタッフ150人が解雇となったニュースは、先月のこととあってまだ記憶に新しい。2014年のオンライン開業から2年で閉店になってしまったことは口惜しい。
5)Maersk Line
世界トップクラスのコンテナ船海運企業Maersk Lineは、先日、シンガポールと香港の2拠点を統合すると発表。昨年には、4000人の人員削減計画も公表している。
6)Yahoo Singapore
Channel News Asiaテレビによれば、Yahoo Singaporeは複数社員の解雇を発表しているが、その人数については明らかになっていない。シンガポールオフィスについては引き続き営業を継続するとのことである。
その他、人員コスト削減を発表しているシンガポールに関連する企業は次の通り。
7)Barclays
8)Royal Bank of Scotland
9)Credit Suisse
10)Deutsche Bank AG
11)Goldman Sachs
詳しくはこちらで==>
http://business.asiaone.com/career/news/singapore-companies-are-cutting-jobs-the-economic-downturn