17 Mar 2015
Vol.129(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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初任給S$4,000以上を期待、シンガポール大卒5人に一人

(4 March - STJobs.sg)

オンライン求人サイトSTJobsの実施した学生約200人対象の意識調査によれば、回答学生の５分の１が大学卒業生後の初任給について最低4,000ドルを期待しているという。

しかし、その期待に反して、実際の初任給実績平均はS$2,741（普通学位卒）で、調査対象の88%が期待している4千ドルからは現実離れしていることがわかった。

高額給与を期待する理由としては、半数以上が「有名大学を卒業しているから」と回答している。

実際、当地企業の約20%は、シンガポール国内の大学卒業生について、平均で月214ドルのプレミアム手当を基本給与に追加しており（MyPaper調査）、国内有名大学卒業イコール高収入の図式が学生の信ずるところとなっていることが回答から伺える。

リクルート人材企業JRTのディレクターJerry Wee氏は「現在、EPなどの外国人向け就労ビザ発行が難しい時期となっていることと、スキルや実績を持つキャリアの中途採用がコスト高につながってしまっていて、これらの結果として、企業が積極的に新卒を採用せざるを得ないような状況になっているのが現実だ。新卒にとっては売り手市場で喜ばしい事だが、報酬についてはしっかり現実を見据える必要があるだろう」と厳しいコメントを寄せている。

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