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19 Nov 2014
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シンガポール:学位の重みダウン?新卒の就業率は低下、或は役不足の仕事内容 先月末の当地ストレーツタイムズ紙にこんな記事が掲載されていた。 学位の取得が即ち良い職につながらない、という最近のシンガポールの動向について論じている。 「昨年のシンガポール新卒(学位取得者)15,100人が定職につくことが出来なかった、これは就職口を見つけた新卒数に対して2.3%にあたる。またその前の2012年統計では13,000人で、2.2ポイントの増加となる」 パーセンテージ自体はそれほど脅威に思えないが、統計値の精度を懸念した上で記事は、 Tan Chuan-Jin労相の発表を引用。労相は「このままでは台湾や韓国のように過度の教育を受けた学位保持者で雇用市場のバランスは崩れてしまう」と今年3月に警鐘を鳴らしていたからだ。 「とは言うものの、この7月に開始した政府系Jobs Bankポータルサイトでは、常に平均62,100件の求人があり、80%くらいが『求人中』で稼働している現状は、新卒求職者に対してそれほど厳しい状況でもないと見ている」とTan労相は最近の彼のFacebookで追加コメントしているが。 別のコメントはNTUCアシスタント事務局長のPatrick Tay氏より: 問題は、昔と比較して大学の学位がより通常化してきている点にもある。以前なら学位が良い就職口への黄金の切符だったのが、現在ではSingapore Institute of Managementやthe Management Development Institute of Singaporeといったプライベートの教育機関も設立されていて、誰もが学位にありつけるようになった、学位自体がもはや威光を放たなくなってしまった。 過度の教育と学位で、新卒がその受けてきた教育に見合うだけの職に巡り会うことが出来ないという、なんとも不幸なミスマッチも、職を見つけることができない要因だと記事は指摘している。 エリートを育成に余念がないのは結構だが、エリートの貰い手が潤沢にあるかどうかはまことに痛い現実で、かねてからの生産性向上運動や労働者のスキル取得奨励動向も含めて今後も注目したい気がかりな問題だ。 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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