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SDS シンガポールで就職

26 Sep 2014
Vol.118(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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外国人採用数下降、ローカル給与上昇

SDS

技術者不足の業種ポジション埋まらず

6万3900件の求人数を記録したシンガポールの今年の6月は、昨年同時期の求人数よりも1万2000件上回っていたらしい、というMOM(シンガポール労働省)報告が先週の当地ストレーツタイムズ紙に大きく掲載されていた。

同時に、ある業種では技術者のポジションがなかなか埋まらず、という実態も浮き彫りにされていた。 というのも、これらのポジションは今までであれば外国人採用によって賄われてきた職種だったからである。それがこのところ政府から課されている外国人労働者にかかる厳しいルールにより、雇用側がローカル採用に切り替えざるを得ない、という退っ引きならない理由によっている。

ローカル応募者が少ない急募ポジションの代表格は、看護士で月給S$1,500〜4,000。続いて、プロセス技術者でS$1,500〜3,000、機械エンジニアS$3,800〜6,000、品質管理S$2,500〜3,500、建築現場監督S$5,000〜8,000、クレーン操作運転手S$1,800〜7,000、と続く。

雇用側は、シンガポール人で上述のような技術資格を持つ人材が少なすぎるのが現状で、故にポジションが埋まらないと嘆いているという。

人材サービスを展開するPeopleWorldwide社のマネジングディレクタDavid Leong氏は「かつてエンジニア職は脚光を浴びていたものだった。ところが俄に金融やサービス業界にスポットライトが当たり、そうこうしているうちにシンガポール人エンジニアたちは技術を捨て、不動産物件や保険を売り歩きだしたのだ」と自国エンジニア不在の背景を言い当てる。

政府の方針でローカル採用に第一優先順位が割り当てられ、外国人採用数は下降気味、シンガポール人は採用数、給与額ともに上昇傾向が報じられていたトップニュース。一外国人としては耳が痛いのは否定できないものの、そんな状況下におかれても、日本人だからできることに磨きをかけ、さらに、自身の技術アップには勇往邁進の姿勢で臨んでいきたいものである。

日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。

SDS照沼からのひとこと

SDS Terunuma

スポーツハブ内の選手ロッカールーム。 木目調で高級感があり、奥にはシャワー、バスタブ、その他マッサージルームのような 部屋もありました。

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