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20 Aug 2013
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滅個人化でコスト削減「ホットデスキング」を採用しますか?最新オフィス動向レポート 数年前、日本から遊びにきた友人が彼女の働くオフィスについて説明してくれたのを思い出した。「うちの会社、人の出入りが激しくて。だからずらりと並ぶ机とコンピュータ、毎日誰がどこに座って仕事をしてもいいのよ。自分のデスクという考え方は一切無し。パソコン画面で個人IDとパスワードさえあれば自分のデータにアクセス出来るし」世界屈指の外資系金融トレーダー秘書は一息ついて付け足した。「でもね私物を置けないからちょっと味気ないのよ、利便性をとことん追求したオフィスなんだけどさ」 「ホットデスキング」と呼ばれるこのスタイル、近頃はシンガポールでの企業での採用も目立ち始めている。 ホットデスキングが企業の戦略として効果をあげているのか、はたまた逆に、従業員の企業・組織への従属意識を低めているのか?人材サービス企業EN World社による最新レポートが紹介されていたのでここで取り上げたい。 米国でスタートし、ヨーロッパ、アジアへと瞬く間に広まった、徹底的に無駄を排除するデスク共有化、滅個人化。これは、「リーンスタートアップ」(LEAN)方法論の一環で、柔軟かつ迅速に構築することを目的とした企業戦略システムだ。 雇用主からすれば、ホットデスキングの採用は魅力的で、30%に上るコストカット及びスペースカットの実績効果が報告されている。その一方で、実施後に「近未来的すぎる」「空間に余裕がない」と従業員の悲痛な叫びも無視はできない。双方どこに妥協点を持っていくべきか? 調査書では、導入を検討している場合は慎重に良し悪しを熟考するよう、と注意を喚起している。従業員がベストのパフォーマンスを発揮できないと報告されているケースもあり、ホットデスキングは全ての業界に適しているとは必ずしも言えない、というのだ。 「動向として企業主はデスク共有化採用に積極的だが、一方で働く人の帰属意識低減、モラル低下につながることは否定できない」と警鐘を鳴らすのは、EN Worldシンガポール社長Brian Richards氏。「コストカットに絶大な効果をあげているのは、まぎれもない事実だ。しかし長い目で見た場合には、生産能力の低下、しいては従業員の自然減につながることもあることを覚えておいてほしい」 ここで立ち返って考えてみれば、日本の友人の会社に見られた「人の出入りの激しさ」は、ホットデスキングが招いた結果なのか、それとも「出入りの頻繁さ」ゆえにのデスク共有化採用か。卵が先か鶏が先かのような話になってしまったが、個人レベルで私見を述べるならば、滅個人は勘弁願いたいところだ。 その他、メリット・デメリットに渡る詳細レポートオリジナルはこちらで(www.enworld.com) 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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