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16 July 2013
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月収S$3,000は貰いすぎ?シンガポール中間層平均所得をめぐる考察 今月頭のストレーツタイムズ紙の見出しが目を引いた。 「マレーシア、フィリピン、インド、中国などの通貨に換算したとしても、シンガポールの中間所得層の月収S$3,000は周辺諸国と比較してかなり高い。一体シンガポール人労働者はこの給与に見合うだけの能力があるのか?」という問題提起。
関連して、次のような耳の痛い声が読者から寄せられているようだ。 「我々シンガポール人は、他のアジア諸国や先進国、例えばスイスやドイツにおける人材と比較して、引けを取らぬだけの高い分析能力、対話能力、労働生産性を持ち合わせているのだろうか?」 「シンガポールでのマネジメント経験からの結論として、 特に、新卒の酷い英語レベルや拙い会話能力、集団活動におけるリーダーシップの無さなど、給与に見合うだけの人材とは言えない」 「シンガポール人は、論理付けや批評的なモノの考え方が不得手なのでは。履歴書など紙面書類では文句のつけどころがないが、顔を合わせてのインタビューや討論となるとどうもしっくりいかないケースが見られる」 「基本的にシンガポール人労働者は、よく訓練されていて質の高い日本、ドイツ、スイスの労働者には足元にも及ばないレベルだ」 などなど。 執筆ジャーナリストは「これらのコメントが、根っからのシンガポール人でなく、エキスパットとしてシンガポール赴任し、現在は市民権を得ているような読者からの指摘であるから無視できない」と綴っている。 とあるドイツ系多国籍企業からも同様の思慮を伺わせるメールが届いたらしく、差出人が母国ドイツ、中国で実務を執り、現在はシンガポール勤務であることを付け加えている。 そのドイツ人によれば、東ドイツとの統合が招いた経済停滞により過去10年間ドイツはヨーロッパの病人国と呼ばれるまでの不名誉を見に負わされたが、そこで経験したハングリー精神が労働者の能力を押し上げてきた、中国についてもしかり、ということだ。 シンガポールにも言及し、シンガポールの労働者状況はその逆だ、という。 外国人からの説教だけだけでなく、中小企業シンガポール人経営者からもこんなコメントが。 「シンガポール人は採用するのも何かと難しいし、採用後の勤務態度や技術レベルでがっかりすることが少なくないのが事実だ」 世界的に稀有なGDP成長を続け好景気を生み出すシンガポールを支えている我らがシンガポール人なのに、労働能力については酷評を浴びてしまっているようである、いったいどうしたことか、と執筆者は嘆く。 「このまま汚名を浴び続けるわけにはいかない、我々はドイツやスイスの人材レベルを目指すべく跳躍しなくてはならない。しかし一朝一夕でなんとかできる問題でもない。根本的な基盤レベル、つまりシンガポール人の教育やトレーニングの見直しから始めなくてはならないだろう」 子供を持つ親としても、試験の結果だけがその後の人生を左右するような概念でなく、より大きな視点から知識と技術を持つヒトを育てていくような、そんな教育が実施されることを願ってやまない。 あなたの会社のシンガポール人はどうでしょうか?そして日本人、外国人は?給与に見合う仕事をしているでしょうか? 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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