18 Mar 2013
Vol.81(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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アジア女性社会的地位、未だに欠落の感触

マスターカード調査結果

今月8日の国際女性デーに因んで、雇用・高等教育・リーダーシップ（政治や企業ビジネス活動における）の3軸に絡んで女性の参画度を調査したグローバル統計結果が、このほどマスターカード社より発表された。

アジア域内からは14カ国が調査対象、男性100人に対する女性人数という形で数値が割り出されている。結果は次の通り。

■女性の社会経済参画度総合ランキング（雇用・教育・リーダーシップ）
第1位：ニュージーランド（77.8）
第2位：オーストラリア（76.0）
第3位：フィリピン（70.5）
第4位：シンガポール（67.5）
第5位：台湾（64.7）
...
12位：韓国（49.7）
13位：日本（48.1）
最下位：インド（38.0）

個別に雇用軸に関しては、ニュージーランドが100人の男性に対し90人の女性雇用が確認されていて最も高い。が、政治やビジネス活動におけるリーダー役となると、男性に100人に対し女性数は50人程度となる。

■女性の政治・企業活動におけるリーダー数（男性リーダー100人との比較）
第1位：ニュージーランド（51.6）
第2位：オーストラリア（49.7）
第3位：フィリピン（45.6）
第4位：シンガポール（36.5）
第5位：ベトナム（33.5）
...
12位：韓国（17.5）
13位：インド（15.9）
最下位：日本（14.2）

■女性の高等教育普及数（男性生徒100人に対し）シンガポール、日本を含むほとんどのアジア各国で95～100、韓国84.5、インド79.3

「高等教育の普及率の高さに反して、女性が企業活動や指導力の発揮で才能を活用できていないアジアの現状は遺憾」と、マスターカード社アジア・中東・アフリカ担当者コミュニケーション部門長のジョーゼット・タン氏。「女性の社会地位上昇は購買促進に直結する」経済活性化の鍵は女性も主導権を握っていることを仄めかしている。

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