伸びる求人件数、雇用堅調

シンガポール第2四半期サマリ

先月末のシンガポール労働省（Ministry of Manpower：MOM）による発表によれば、第2四半期（4月～6月）のシンガポール求人件数は順調な伸びを見せているとのこと。特に製造業と建築業界での新規雇用が目立っており、29,200件の求人数が記録された。前年同期は24,800件、今年第1四半期は27,200件でいづれの実績からも突出していて、改めてシンガポールの人材市場の堅実性が裏打ちされたと言っても良いだろう。

新規雇用件数のうち、建設・建築業界が9,500件、製造業が4,500件を占めており、どちらも前期の実績を上回る。サービス業界は前期15,800件に対して15,500件と横ばいだ。

第2四半期の解雇件数総数は2,300件、第1四半期の2,600件から減少。

労働市場は売り手側に好機があるように見えるのだが、失業率自体はそれほどの改善を見せていない。6月末時点で2.0%、ちなみに今年3月が2.1%、昨年12月は2.0%である。

雇用が堅調なシンガポールだが、MOM長官代理のTan Chuan Jin氏は「シンガポールは自らの能力と技術改善を怠ることのないようにしなければならない」 とMOMのブログに投稿していて「雇用成長こそが 好調なシンガポール経済を支える鍵だ」と釘を刺している。

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SDS照沼からのひとこと

帰省していました。 日本はシンガポールよりも気温は高いのですが、 どこかしっくりくる暑さでした。 セミの声がある暑さだからかもしれません。

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