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4 July 2012
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世界労働人口35億人時代への新潮流マッキンゼートレンド予測 「過去30年間で世界中の労働スタイルは劇的に変化した」で始まる米マッキンゼー社による先月発表のレポートを目にした人も多いかもしれない。 まさにこの間に、労働力と技能の主要デマンドは農場から工場へとシフトし、人件費削減のための技術投資とグローバルレベルでの低賃金労働者確保戦略により生産性は驚異的に向上した。 本報告書でマッキンゼー・グローバル・インスティチュートは今後20年に渡る労働需要、給与、技能についての世界動向を次のように述べている。 ・発展国において労働者に要求される技術レベルは今後もより一層高まり、労働供給が需要に追いつけないことが懸念される。一方で、低技術労働者への需要低迷により、特に若年層7500万人に対する雇用創出不足につながりうるだろう。 ・中国をも含んだ全ての発展国で高齢化が加速している事実は、これらの国々における労働供給が減速していることを意味する。これに対して豊かな労働市場が見られるのは、インドと新・発展途上国であるアフリカや南アジアであろう。高齢化スピードが雇用市場に登場する新卒労働者数に追いつかず、市場は供給不足に陥る。 ・人口に対する教育レベル、年齢構成、一人当たり国民総生産を指標に各国を8つの労働クラスタに分類しそれぞれの労働市場傾向を分析・予測。8つのクラスタとは:人口高齢化発展国群、南欧国群、ジュニア発展国群、ロシアと中央・東欧国群、中国、中級所得クラス発展途上国群、インド、新参発展途上国群。 言うまでもなく、日本は人口高齢化発展国グループの最たる地点にプロットされており同じクラスタで最も近い型を示すのはドイツ。かたやシンガポールはジュニア発展国としてフランス、イギリス、カナダ、ノルウェーと肩を並べている。 レポートではクラスタ特徴ごとに今後20年の雇用、人材育成に関するアドバイスで結んでいる。少々長い報告書であるが、オンラインで公開されていて興味があれば読み解いてもいいかもしれない。 例えば次の引用など参考になるだろうか。「高齢化を示す国々では、医療・健康産業、パーソナルケア、自宅サービスの需要は今後ますます高まるだろうし、これらの急成長分野には大学の学位は決して必要ではなく、ここに若年層雇用創出のヒントがあるだろう」 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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