求人広告、アジア全域で減少傾向か
(昨年第4四半期調査報告)
グローバル人材サービス業を展開するロバート・ウォルターズ社は、シンガポール、香港、マレーシア、中国、韓国、日本の新聞掲載求人広告を独自に分析し、アジア求人指標(2011年第4四半期)レポートを発表した。(今月12日)
これによれば、対象国全体で昨年第3、4四半期で求人広告件数に約3%の落ち込みが見られた。国ごとの傾向は次の通り:
●シンガポール:契約社員採用が増加、コスト削減目的
・第3、4四半期間では求人広告は10%減少
・年末に向け、人員採用を後伸ばしの傾向
・銀行・ファイナンスセクタの採用低迷
・建設業界で採用に活発な動き
●香港:年末に向け控えめな採用活動
・第3、4四半期間では求人広告は14%減少
・不動産ローンの落ち込みに連携し、不動産業界の採用は緩慢
・不動産業界プロフェッショナル採用、求人広告数で13%の落ち込み
●マレーシア:医療サイエンス業界で積極的採用活動
・医療業界で求人広告数に16%の伸び(ヘルスケアプロフェッショナルのポジション需要大)
・全体広告数は第3、4半期間で11%の落ち込み
・銀行ファイナンス業界は、シンガポールと同様に極めて消極的な採用姿勢
・国際企業によるマレーシアへの進出増加に伴う雇用機会期待大
●中国:ニッチ産業で求人広告数増加
・IT業界求人、13%の伸び
・全体広告数は第3、4半期間で3%の落ち込み
・広告、マーケティング業界でコスト削減の動き
・前年同期と比較し、求人数は20%の成長
上記の調査結果などに加え、ロバート・ウォルターズ社は給与チェッカーiPhoneアプリの提供も実施している。一つの指標として興味がある方はダウンロードしてみても良いだろう。 www.robertwalters.com.sg/salarysurvey
日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。