2012年第2四半期雇用予測
気になる外国人人材活用の道
今年も第1四半期も終盤を迎え、人材の積極的採用で脚光を浴びる産業が次第に様相を呈してきた模様だ。
人事人材サービスを専門とするPrimeStaff Management社MDロナルド・リー氏は、自社調査結果に基づき本年第2四半期(4月~6月)のシンガポール雇用情勢予測を発表した。
こによれば輝く「スター」産業は、サービス業(特に旅行・ホスピタリティ、不動産、レストラン)、土木建築、ヘルスケア、ITとライフ科学の5業界で、今年前半はこれらの業界による活発な採用活動が非常に目立つだろう、とのこと。
反対に人員削減に及ぶ可能性があると懸念されているのは製造業と銀行などの金融セクタ。
一方、先行き不透明な世界経済を横目に、アウトソーシング、期間限定契約社員などフレキシブルな雇用形態の導入がさらに加速するだろうと見ている。
目下シンガポールのホットトピック、外国人人材の採用抑制に関しては政治課題である以上、第2四半期以後も引き続くと思われるものの、シンガポール人の敬遠する職種(低賃金、休日出勤や長時間労働を要する小売サービスや飲食業スタッフなど)については外国人労働者への需要に変わりはないと考えられる。
さらに、今後雇用強化が想定される業界(建築、旅行・ホテル、健康・医療サービス、小売業界など)では、ジュニアレベルの労働力不足を補うための外国人人材投入は必須であろう。
こうした予測と労働市場情勢に加えて採用側、応募側へのアドバイスコメントも見られ興味深い内容となっている。競合ではありますが、参考までにご紹介。(http://www.primestaff.com.sg/media-relations-1)
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