15 Nov 2011
|
| どうぞお気軽に 9672-0104 もしくは terunuma@sds-singapore.com 照沼まで。 |
|
|
|
期間限定の雇用形態、アジア圏で急増
「鉄飯碗」よりイージーマネーとビッグネーム 香港のIT企業でセキュリティー関連業務に携わるCary Lamさんは、8年間勤めた正社員ポジションを後にした。より良い待遇と機会を求め、1年間の契約社員職についたのだ。 このLamさんのように、中国語で「鉄飯碗」と呼ばれる安定・堅実な正社員職から、魅力的なボーナスとキャリアアップに近道と思われる契約社員にシフトするケースが、北は北京から南はシンガポールまでのアジア圏内で急増している。 「色々比較してみたけれど、正社員と期間契約社員の間に特に差違はなかった。安定性は問題にしていない、ただキャリアを変更しただけだ」と、37歳のLamさん。新しいポジションはHSBC銀行のプロジェクトマネージャだ。「業界で自分が武器とするスキル寿命でなく、ポジション名と企業名に惹かれた」と決断の理由を説明する。 アジア全域で、プロフェッショナルやホワイトカラー層を対象にした契約雇用形態の一般化が顕著になってきている。短期間雇用を希望する候補者の増加は、雇用側にもメリットを与え、企業と従業員の競争心を高めて切磋琢磨する効果が期待できるという。 2010年8月に実施された韓国労働市場統計では、非正社員の割合が2002年の結果からほとんど2倍に伸び、1705万人の労働人口中33.4%を占めていることが判明している。 通常従業員およびプロフェッショナルの期間契約社員化は、2008年のリーマンショック以降に殊更需要が高まった模様。香港の人材ファームRobert Walters社によれば、3年前には０％だった香港内の契約社員 は今年までに正社員数に対し15％の割合を占めるようになったという。 Robert Walters社が香港に契約社員専門デスクを設けたのは2009年。 「リーマン危機以前は、プロフェッショナルレベルにおける契約社員雇用形態は香港には皆無だった」と、契約社員担当マネージャのSommer Owens氏。つまりこの数年で、プロジェクトベースの契約期間付き雇用スタイルは、銀行、ファイナンシャルセクタ、建設、コンサルタント、無論IT業界のプロフェッショナルを対象に急速に広がったことになる。 「例えば、マカオのカジノプロジェクトでは4500人を雇用し30人のプロフェッショナルを採用した。期間は9ヶ月。任務が完了した段階でクライアントに引き継ぐことになる」と人事・人材サービス企業Talent2社長のAndrew Banks氏も具体例をあげており、プロジェクトベースで契約社員を募集する有名グローバル企業は今後さらに増えそうな予感だ。 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
|
ＳＤＳ会社概要はこちら |
参考及び引用記事
|
|