ITセクタ、過去10年間で雇用件数最高へ
賞与支給は全体の87%(昨年74%)
2011年最初のハドソン・リポート、シンガポールを含むアジア域内の第1四半期(1月~3月)雇用傾向調査報告を読み解いた。
圧倒的に目立った数値は、シンガポール・香港・中国におけるIT業界の雇用件数の上昇。
特にシンガポール・香港では過去10年間で最高値を出していて、昨年第4四半期の68%に対し、本年第1四半期に雇用増加計画をしているシンガポールのIT系企業は、実に72%に及ぶ。
2010年実績に対してのボーナス支給実施企業は、回答企業のうち87%(昨年は74%)。なかでもとりわけIT企業は全体の90%が支給を実施していて、ちょうど一年前の62%からの伸びが明らかだ。
昇給実施を検討している企業についても調査結果が出ていた。こちらのほうでは逆に、IT業界が高い割合で昇給を見送っていて、ベース給与額の引き上げは51%のみ(ITセクタ)。しかし、IT業界内でも金融・ファイナンス系ITプロフェッショナルについては昇給が適用されている。
本リポートでは、この第1四半期は、ITプロフェッショナル人材の需要急増が見込まれるため、この職種のキースタッフ雇用計画がある場合は戦略的に獲得にあたる必要があるだとう、と注意を喚起している。
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