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SDS シンガポールで就職

8 Nov 2010
Vol.25(JP)

シンガポールの人材紹介会社SDS
人材・雇用トレンドニュースレター

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雇用側に求められる採用前の真偽眼

SDS

シンガポール求職者46%の履歴書に偽経歴

今年最後のシンガポール・ハドソンリポート(第4四半期10月~12月、雇用・労働市場調査)の内容には正直なところギョッとした。

というのは、シンガポール企業1、500社への調査の結果、46%が履歴書の経歴詐称に出くわしていると言うからだ。特にIT業界は、67%と最も高く、逆に最も低いのは保険・金融業界で37%。

偽の記述は、学歴の偽り(中退・退学の事実ごまかし)、クビになった経験の隠蔽、前職のポジション名の詐称(平社員を「シニア」や「エグゼクティブ」と偽る)に始まり、最も多く発覚が確認されているのは、前職の給与を2倍、3倍も水増しして採用を検討している新規雇用者に報告しているケース。

また、IT業界に顕著なケースでは、システム導入・開発経験を過大表現したり、ソフトウェアのスキルを実は取得していなかったり、と保有スキルにインパクトを持たせて雇用側の好感を得、なんとか採用にこぎつこうとする求職者が後をたたないようである。

ハドソン社エグゼクティブGMのジョージー・チョン氏は、「採用の可能性がある候補者については念のために履歴書を再度フィルタリングすべき」とアドバイスし、さらに「雇用を本格検討する場合には、昔の雇用主への問い合わせやバックグランドの調査はさらに一歩踏み込むべきだ」と警鐘を鳴らす。

実際、前雇用主などへの問い合わせについては、すでにシンガポールIT業界で92%の企業が実施していると報告されており、経歴ダブルチェックの重要性が裏付けられていることを調査報告は物語っている。

ところで、ご存じのようにシンガポールではほとんどの企業で3~6ヶ月の仮雇用期間を現地採用者を対象に設定している。 この期間内に万が一雇用のミスマッチが明らかになれば、解雇や代替案が練られたりする。とは言えど、これに費やす時間や労力は採用側に痛みをもたらすだけでなく、採用された側にとっても汗顔たること他ならない。つまり、採用段階で真偽を見極めミスマッチ採用を防ぐにこしたことはないのだ。

『採用前の雇用者の真偽眼が求められている、履歴書が演出されていないかもう一度確認を』と締めくくる調査結果の記事(11月1日付The Straits Times紙)に、企業と人材のブリッジとして、私の心もさらに引き締まる思いだ。 基本はなんといっても「適材適所」、最適な人材獲得の目として、また、当地での企業活動の縁の下の力持ちとして、気合い新たにする。

以上、今年最後のハドソンリポートからの第一の感想。次回は同リポートが報告する第4四半期シンガポールの雇用情勢予測についても触れたい。

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SDS照沼からのひとこと

SDS Terunuma

こちらにいると、日本の祝日の多さがうらやましく思えてきますが、 今月は数少ないシンガポールの祝日が2日間もあり、旅行の 計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真はハーバーフロントからでている豪華客船です。一度は 乗ってみようと思いつつ、今日まできてしまいました。 年内は無理そうなので、来年でしょうか・・・。

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