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08 Sep 2010
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シンガポール新卒、初任給が昨年平均より上昇つい先日NUS(シンガポール国立大学)付近を通りかかると、光沢溢れる式用アカデミックドレスに身をつつみ、記念写真を誇らしげに撮っている大学卒業生の姿を見かけた。 はて、もう9月だし、通常の卒業式シーズンからは1~2ヶ月ほど遅れているのでは。 本件、同じくNUSの卒業生であるローカルの友人に聞けば、『ああ、今年はYOG(ユース五輪)があったからね。卒業の時期も、始業の時期も全体を1ヶ月ほどずらしてるみたいだよ』と実に単純明快な回答。さてもそのフレキシビリティにはいつも目を丸くする。頭が下がる思いだ。 さて、彼ら新卒軍を迎える今年の給与に関するニュースは悪くない。 今月2日付のThe Business Times紙(シンガポール・プレス・ホールディングス発行)によれば、今年の平均初任給は昨年よりも上昇とのこと。(マネジメント・コンサルティングを専門とするHayグループが今年7月に89社に調査した結果) 初任給額平均が最も高かったのは、法律の学士号を必要とするリーガル関連職で、月給S$2,650(昨年平均はS$2,565)。うち成績トップの10%はS$3,220。さらに修士号取得者の場合はS2,956(昨年S$2,844)と、どちらもS$100ほど上昇。 次に高いのは、エンジニアリング、R&D(研究開発)、IT、それから通信業界。これら業界に関連する修士号取得者については、S$3,000で、昨年はS$2,930~S$2,940だった。学士号で優秀な成績を収めている場合の平均は、昨年のS$2,700前半台から今年はS$2,900までジャンプしている。 また注目すべきは『今年は多くのグローバル企業がロジスティックス及び研究開発拠点としてシンガポールを選んだ』結果の反映として、流通業界の給与もかなりの上昇率を見せている点だ。それゆえ、ロジスティックスに係る学士号取得者は、ファイナンス・会計の学士号取得者とほぼ同じ平均月給額S$2,510という。 一方、当地の雇用全体に関する傾向について、グローバル人材会社Robert Walters社がレポート。 本年は、ITと小売流通業界で雇用需要が活発、採用ポジションもジュニアからシニアまで様々だが、特にIT業界については、ビジネス・アナリスト、SAPシニア・マネージャ、地域統括ITマネージャ、プログラム・ダイレクターなど管理者権限を伴う求人が多く、年間給与額は、S$80,000~S$200,000の範囲に及ぶということ。 現在、シンガポール消費者の購買パワーには目を見張るものがあり、購買力をさらに育てるためにも、今後は、小売チェーンの洗練されたオペレーション力が必要不可欠となってくるであろう、と最後にRobert Walters社の報告はこう取り纏める。 この『洗練されたオペレーション』とは、まさに我々が得意とする分野ではないだろうか。 初々しく笑顔はじける卒業写真撮影の若者を目に留めながら、初任給上昇の速報とともに、シンガポールのこれからの可能性について期待新たにした。 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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