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30 Aug 2010
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産官が先導するライオン国家の若者のキャリア約2週間に渡り、マリナベイで昼夜燃え続けた聖火もその役目を終え、204カ国が集った史上初のユース五輪が幕を閉じた。 スポットライトならぬ、報道のカメラフラッシュやビデオレンズのフォーカスを一身に受ける若者をテレビ画面で追いかけながら、彼らがこの先の未来に切り開くキャリアパスはどんなものなのだろうか、と想い巡らせた。 若者のキャリアと言えば、日本では大学や院を卒業したばかりの「新卒」の就職難が、もう随分長い間深刻な雇用・労働問題として取り上げられている。 今月15日の読売新聞(オンライン)によれば、本問題への対策として、日本学術会議の検討委員会が文部科学省に次のような提言事項を求めたようである。
・採用企業は、卒業して数年経過した候補者も「新卒」と同様に扱うこと。 この「新卒優先」「一括採用」の日本の労働市場の構造は、当地シンガポールではあまり普及していないように見える。 なにしろ男性には18歳以降「NS(National Service)」と呼ばれる2年間の兵役義務があったり、女性とは就業の開始時期が大きくずれこむ。海外の大学機関で学んだ後にシンガポールに戻る若者も多く、それぞれ渡航先のお国のカレンダーに従って卒業し帰ってくるわけで、就業スタート時期についてはまさにバラバラ。まずアルバイトとして就職し、その後正社員に転向するケースも少なくない。さらに、ここシンガポールは、ジョブホップ率が高いことで有名なのはすでにご存知だろう。 故に、地元新聞の求人欄は年がら年中募集をかけている。もちろん当地の大学卒業シーズンには官公・産業界揃って比較的多いポジションを掲げたアプローチも見られるが。
先週26日のビジネスタイムズ紙(シンガポール・プレス・ホールディングス発行)に、興味深い記事が掲載されていた。 MAP(the Management Associate Partnership)では、当地中小企業が新卒を採用後、企業の基幹オペレーションを職務として与え1年半の間マネジメントコーチを実施させるもの。基準を満たしてプログラムを修了したSMEは、SPRINGから最高でS$15,000を受け取る仕組み。 EIP(the Enterprise Internship Programme)は、当地大学および技術専門校の学生向けに短期間インターンの需要を提起し、飛躍の可能性を大きく秘めるSMEならでの就業体験から将来のSMEへのキャリアパスを啓発するというもの。SPRINGはインターンシップに係る学生への報酬や本の提供などの面でSMEをサポートする。
官がリードし、産が共鳴してのビジネス界における若き獅子の具体的育成プログラム。 日本人及び日本語スピーカーの人材をお探しの際は、是非SDSまでお気軽にご相談ください。
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