Click http://www.sds-singapore.com/eletter/sds-2009-11-17.php, if you cannot read this email. |
17 Nov 2009
|
|
|
シンガポール求人広告件数の増加給与カット見直しは年明けまで見送りか 11月も中旬に入り、雷雨や時雨空が多く見られるようになってきたシンガポール。 そんな中、求職者やジョブ・ホッパー達にとって待ちに待っていたニュース、求人情報件数がようやく確信的に増加傾向にあることがアナウンスされた。11 月3日付現地ストレートタイムズ紙では、同紙の求人情報掲載ページ数が昨年10月では303頁だったが、今年10月は321頁と6%の増加し、広告収 入額についても昨年並みのレベルに回復したと発表(株式仲買のUOB Kay Hian社による分析)。 同新聞広告マーケティング部門副部長Chua氏も、『確かに件数は前月より増加しているし、メーカーや金融業界企業からの求人募集広告が顕著に 目立つようになった。例えば、風力発電開発に注力するグローバル企業Vestasなどでは、技術者1チームまるごと新規に採用を検討している』と例を 挙げて、好事象を裏付け説明する。しかしながら、求人広告数が1週間の中で一番多い土曜日について言えば、昨年10月は4回で今年10月は5回 あったことも今回の結果に大きく寄与しているとし、単純な昨年度同月との比較は難しいかもしれない、と注意も付け加えてはいるのだが。 さて、求人件数とならんで気になるのは、多くの現地・日系企業で今年初より実施されている従業員給与一律カットの見直しについて。 「劇的な回復とは言えないが、シンガポール経済は安定の兆しにある」と今月3日リー・シェンロン首相の発言(今月開催のAPEC会議に向けて)がメディ アに公表されたものの、この凍結された給与を復元する動きはほとんどの企業においてまだ鈍いようである。実際、現段階で本問題について前向きな姿 勢を公示しているのは、MediaCorp社(放送・メディア)及びApex-Pal社(外食チェーン)の2社のみだ。(11月6日付ストレーツタイムズ紙) 当記事によれば、現地主要企業の動きは次の通り。 また、SMaシンガポール産業連盟(Singapore Manufactures' Federation)による加盟企業への調査でも、50社のうち1/4が減給を実施し給与額の回 復はまだ見送っているようだ。 つまるところ、これら給与減額政策見直しについては、多くが来年以降となる見通しである。 雨降って地固まる、とは「争いごとの後にかえって以前よりもうまくゆく」ことを比喩する言葉だが、今まさに始まりつつある雨季が終わる頃までには、ワーク シェアや無給休暇取得といった経済停滞下に止むを得ずして実施したコスト削減策が改善の動きを見せ、従業員本来の給与額水準にまで回復する よう、また、様々な新しい試みを次々に導入し続けている経済大国シンガポールで、今後増加するであろう求人ポジションにより多くの有能な人たちが チャレンジできるよう、人材市場の活性化に向けて願ってやまないところである。
|
SDS照沼からのひとことお世話になっております、SDSの照沼です。 高島屋のクリスマスツリー とはいえ、1年中あまり気候の変化がないシンガポールで、 数少ない‘四季を感じるイベント’ですので、雰囲気を楽しみたいものです。 SDS会社概要はこちら |
|
|